安心安全な夏休みに向けて

講話 終業式の後、山形県警の佐々木麻里子統括少年補導専門官を講師に、トラブルに合わずに安心安全な夏休みを送るための講話をしていただきました。今回は、特にSNSやネット利用についてお話していただきました。教えていただいたことをいくつか紹介します。

  • ネット世界も現実世界の一部です。ネットでやったことは必ず現実世界にかえってきます。
  • SNSやネットの利用には、2つの責任が伴います。1つは、情報を受け取り、選択する責任。もう1つは、情報を発信する責任です。
  • SNSやネットを中学生が利用するときに陥りやすい危険は以下の3つです。1つ目は、悪口やいじめ。これらは罪に問われる可能性があること、場合によっては人を追い詰め命を奪う可能性があることを心に留めておく必要があります。2つ目は、ネットで知り合った人との関係です。ネットの向こうの人物は実像が見えません。巧妙にだまし、あなたから大切なものを奪う可能性があります。安易に会う約束をするなどは、絶対にしてはいけません。3つ目は、ネット発信の単方向性です。ネットは、一度情報を発信したら、回収は不可能です。「カギアカだから大丈夫」なんて甘い話です。個人情報を拡散されて人生を狂わされたり、自分が過去に行った発信のために進学や就職の際に、自ら道を閉ざすことになったケースも見られます。

 最後に、佐々木さんから、「『まずいな』『言ったら怒られそうだな』ということほど、大人に相談してください。どうしても親や先生に言いづらい時は、警察に相談するのも1つの方法です」というお話がありました。